肩こりの悩み
肩こりが起こる仕組み
筋肉には毛細血管が網の目のように張り巡らされ、平時は血液を介して十分な量の酸素が供給されています。その酸素により、食物などから吸収したブドウ糖を“燃焼”させ活動のエネルギーとして使います。
ところが、同じ姿勢を長時間とり続けたりして、肩の筋肉が緊張し続けると、筋肉が膨張して血管を圧迫し、血流量が減少します。すると十分な酸素が供給されなくなって、ブドウ糖が、“不完全燃焼”のような状況を起こし、乳酸などの“疲労物質”が生じます。これらの物質が、肩こり独特の不快感や鈍い痛みを感じさせます。この不快感や鈍い痛みがあると、人間は無意識に肩をすくめたりするようになります。このことが、筋肉をさらに緊張させ、硬くなっていくという悪循環を起こします。
肩こりを予防するには
肩こり予防のためには、まず「同じ姿勢」を続けないようにし、こまめに首や肩の緊張状態をほぐすこと。ときどき首をゆっくり後ろに反らせてみます。このとき首筋や肩が硬い、あるいは少し痛いと感じたら、すでに肩こりが始まっています。首や肩をゆっくり回して筋肉の緊張をほぐしましょう。また１時間に一度は立ち上がり、手を上に伸ばしてブルブルとふる、軽い屈伸をするなどの方法で、全身の血流を改善することも予防になります。
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2014年6月17日
